一つの記事

その中の記事に「丸太小屋原人になりたい」という特集がありました。1975年に北海道の富良野に越して脚本家活動を続けていた倉本総さんのインタビュー記事でした。

  • 原人?と思いました。写真の中の倉本さんはまだばりばりの中年という感じで、髪もまだ黒々として今より精悍な感じでした。倉本さんのことはうっすらと知っていました。確か「前略、お袋様」とかのヒットドラマの脚本家でした。ナレーションが印象的で良く覚えていました。
  • 記事には丸太小屋がすごく好きなこと、富良野が好きなこと、冬の厳しいこと。そんなことが書いてありました。それからその年の秋から始まる富良野を舞台とした24回の連続ドラマの予定があることが書いてありました。
  • 記事の抜粋です: 
  • …… 当然、自然とのつき合い方にも都会人と違った余裕がある。前述の新作ドラマ「北の国から」の第一話。都会で夢破れ、生まれ故郷に帰ってきた主人公・五郎(田中邦衛)と、都会育ちの息子・純(吉岡秀雄)との会話シーンにそれが現れている。
    純 「電気がなかったら暮らせませんよ。」
    五郎 「そんなこと無いですよ。」
    純 「夜になったらどうするの。」
    五郎 「夜になったら眠るんです。」
    ……
  • それが「北の国から」との出会いでした。ただこんなに長いつき合いになるとは思ってもいませんでした。
  • 私はその本を買ってバイクに乗って寮に帰りました。そんな記事のことより、その当時ほしかったスバルのレオーネ4WDの中古がないかなと探しながら帰りました。